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48文字カルタ・日本舞踊と着物の豆知識

 しょさ | 所作  

所作はこび 内から放ち 発熱中

「所作」とは
もともとは、空間における行いやふるまいの意味です。江戸時代以降は、舞踊(舞踊的な動き)に対して用いるようになりました。

日本舞踊を習う意義として「美しい所作を学びたい」というリクエストが当教室にも寄せられます。その場合は多くが、和装での身のこなしをマスターしたいという希望です。

洋装で過ごす所作と、和装で過ごす所作は、筋肉の使い方が全く違うのですが、
① 肩甲骨から背中の中心に繋がる筋肉

② 二の腕の裏の筋肉

③ 内腿の筋肉

の三つの使い方が大きく異なります。

動作自体というより、着衣のしくみに倣い、着衣を美しく保ちながらする動作は①から③の筋肉を意識するこで、しなやかな落ち着いた動作になります。
それは、洋装より和装の方が意識するヒントが着衣に隠れています。


たとえば「手を伸ばす仕草」

和装だと袖が前に垂れたり、お尻が後ろに突き出るのが姿勢を悪く見せたり…洋装ではさほど気にならない仕草が目につくものになるのです。

所作につながる筋肉=ポンプをフル稼働し、姿勢を正す事でリンパを開きながら流れゆく日本舞踊。初めての方は、少しの時間で身体がポカポカすることに驚かれます。

※ 私の経験上の知識です 諸説あり ご容赦下さい

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