2022年1月23日

48文字かるた「み」更新

今月の演劇界
 
表紙は当代家元坂東巳之助
 
曽我五郎時致のお写真になっています
 
大向こうをかけたくなる素敵な見得
 

 
先日、流儀の青年部という部活で
 
家元による「見得の講習」が開催されました
 
そこで学んだ一部を
 
48文字かるたページ「み」に更新しました


 
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48文字かるた「み」
 
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「みえ」という言葉の漢字
 
見栄を張るの「見栄」が思い起こされますが
 
歌舞伎、日本舞踊の「みえ」は「見得」と書きます
 
舞踊で想像される「見得」
 
言葉にしたときは
 
「見得を切る」「見得をする」
 
どちらも言い方として正解
 
「見得を切る」の方が世間的には多く耳にしますが
 
私の所属する流儀では「見得をする」

と表現するように受け継がれているようです
 
理由は「見得」に対する誇りです
 
色々な流儀、役者さんのお家で「見得」のスタイルは存在し
 
それは型として、それぞれの家で継承されています
 
自分の家で継承されている「見得」を表現するとき

誇りある「見得」をする
 
といった心持ちが含まれているのです