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第1回
花桃 会
はなもも
会
ひと
とき
令和7年 1月19日(日曜日)
映の会第1稽古場
am 10:30 start
源
太
供
奴
蓬
莱
松
の
緑
屋
敷
娘
雨
の
五
郎
菖
蒲
浴
衣
富
士
藤
娘
手
習
子
花
か
つ
み
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9:00 桃の教室開室
・着替えのお仕度にご利用ください。
・着付けお手伝いが必要な方は必ず事前
にお知らせください
9:30 会場受付スタート
・足袋は「白」をご着用ください。
・時計・アクセサリーはお控えください。
・髪の毛は顔にかからないように
おまとめください。
・教室で用意したカメラで撮影をします。
生徒さんの撮影&録音&録画は禁止。
10:30 勉強会スタート
・みんなでみんなの作品を見ましょう。
12:30 終了予定
花かつみ
【作品紹介】九代目坂東三津五郎振付。坂東流の紋である「花かつみ」を唄った素踊り舞踊
【歌詞】〽︎ かつみ葺く 熊野詣でと六の葉の澤辺に生ふるまこも草 〽︎歌の三つ葉や三つ大の白き花こそやさしけれ
〽︎ わざおぎの 流れ永木と世にしるきその深川の水まして 田の字に似たるかだみも 〽︎茂り七世と昭らけく芸の司につらなりし
〽︎ ほまれは高き山と山 富士と筑波の右左 是れ好まし吾妻ぶり
〽︎ げに阪東の川水は 強く清けく つきしなし 恵みにしげる 花がつみ 四方にかほるぞ 芽出度けれ
手習子
【演目紹介】江戸時代では今でいう学校の代わりに寺子屋(今の塾)に通い、日々勉強をするのが日常でした。草紙を下げ寺子屋帰りの娘、ませた小娘の気持ちを表現した舞踊
【歌詞】〽 あかぬ眺の可愛らし 〽 遅桜まだ蕾なり花娘 〽 寺子戻りの道草に 〽 てんと見事な色桜 〽 夫の為とて 〽 天神様へ願かけて 〽 梅を断ちます明白サア われ一代立ちます明白 〽 実にほんにそうじゃいな しどけなし 〽 梅と椿の花笠着せて 梅と椿の花笠着せて 〽 眺めつきせぬ春景色
藤 娘
富 士
菖蒲浴衣
【演目紹介】五月の季節の風物や風情をふんだんに唄っている演目です。曲中には、衣服にまつわる言葉がたくさんでてきます。
【歌詞】〽五月雨や 傘につけたる小人形 〽晋子が吟もまのあたり 〽己が換名を市中の 〽四方の諸君へ売り弘む 拙き業を身に重き 〽飾り兜の面影うつす 皐月の鏡曇りなき 梛の二た葉の床しさは 〽今日の晴着に風薫る 菖蒲浴衣の白襲ね 〽青簾 河風肌にしみじみと 汗に濡れたるはれ浴衣 〽鬢のほつれを簪の 届かぬ愚痴も好いた同士 〽命と腕に堀切の 水に色ある花あやめ 弾く三味線の糸柳 〽栄ふる家こそ目出度けれ
【演目紹介】大津絵 に描かれた藤娘が、絵から抜け出して踊るという趣向の演目です。大津絵とは、江戸時代、滋賀県大津市あたりで旅人相手に売られていた絵画。土産物として、後年には護符として人気がありました。その中でも人気のあった「藤の枝をかついだ娘」の大津絵、、命を吹き込んだらと考え生まれた演目です。
【歌詞】〽若紫に十返りの 花をあらはす松の藤浪 人目せき笠塗笠しゃんと 振りかたげたる一枝は 〽紫深き水道の水に 染めてうれしきゆかりの色の
いとしと書いて藤の花 エエ しょんがいな 裾もほらほらしどけなく
鏡山人のしがよりこの身のしがを かへりみるめの汐なき海に娘姿の恥かしや
松を植ゑよなら 有馬の里へ 植ゑさんせ いつまでも 変はらぬ契りかいどり褄で よれつもつれつまだ寝がたらぬ 宵寝枕のまだ寝が足らぬ 藤にまかれて寝とござる アア何としょうかどしょうかいな わしが小枕お手枕
空も霞の夕照りに 名残惜しむ帰る雁がね
【演目紹介】十代目坂東三津五郎が霊峰「富士」の姿に坂東流の発展と隆盛を願って振付。富士の気高さを感じさせる作品
【歌詞】〽︎黄金の光を背に受けて 眼下にモクモク雲湧き出づる 富士のお山の雄々しさよ 〽︎首すじから背すじにかけて白妙の 美妓の姿にさも似たり 〽︎日暮て衣は墨染めの 姿こそは神々や休ろう宿と覚えたり 〽︎ 三つ景色を一にして 富士のお山は日本一 げひ大大和の誇りなり
源 太
雨の五郎
屋敷娘
松の緑
蓬 萊
供 奴
【演目紹介】「曾我兄弟の仇討ち」で有名な、曾我兄弟の弟である五郎が、鎌倉の遊女で恋人である、化粧坂の少将の元へ、雨の中駆けつける様子が 、仇討ちへの勇ましい心と交互に唄われています。
【歌詞】〽雨の降る夜も雪の日も 通い通いて大磯や 〽廓の諸分けのほだされ易く 誰に一筆雁の伝て 〽野暮な口舌を返す書
〽粋な手管につい乗せられて 〽浮気な酒によいの月 〽いで おおそれよ 我も又 何時か晴らさん父の仇 十八年の天津風 いま吹きかえす念力に 逃さじ遣らじと勇猛血気 その有様は牡丹花に 翼ひらめく胡蝶の如く 勇ましくもまた健気なり 〽孝勇無双の勲は 荒人神と末の代も 恐れ崇めて今年また 花のお江戸の浅草に 開帳あるぞ賑わしき
【演目紹介】大名屋敷に奉公して嫁入り準備をしている娘が、奉公先の屋敷からお休み(宿下がり)をもらい親元へ帰ったり、お芝居を観に行くことが何よりの楽しみでした。この曲は、そんな「屋敷娘」たちの宿下がりの情景を描いた作品です。
【歌詞】〽 千草を野辺の通い路に 色も変らぬ盛りの花を 君が返事にあいの花 こちゃこちゃこちゃ手折つて欲しさ 恋をする身は籬の小菊 露に葉毎の濡れ勝る エヽ濡るゝ しよんがいな
〽 過ぎし弥生の桜時 (略)〽恋には弾む手鞠唄 〽一つとやアのサアのえ 〽一と夜重ねて二た夜三夜 〽芝居咄に夜を明かす 〽隅田や 〽 上野の眺めにも 〽心も浮いて物見ゆえ 〽お宿下がりに 遅れ咲き 〽それも世界の 〽花ならん 〽アヽヽ 〽アア 〽アヽ〽アヽんしおらしや
〽恋と云う字はいたづらものよ 無理な相図にせかせて置いて 嬉しい仲だやと引き寄せて 相合傘の濡れたがる 〽それ程真があるならば 実に誓文濡れさんせいとしいの字の比翼紋 頼もしや 〽げに月ならば秋の最中の名にしおう 笑顔も秋の下風に 〽露を厭うて道芝の 衣紋直していそいそと 〽入相の鐘や
【演目紹介】幼い禿が、やがて立派な松の位の太夫となり、身請けされ年老いるまで幸せに暮らすように、明るい未来の、今日がその始まりだよ、と、前途を祝う内容
【歌詞】〽今年より 千たび迎ふる春ごとに なおも深めに 松の緑か禿の名ある 〽二葉の色に 大夫の風の吹き通ふ 松の位の外八文字 派手を見せたる蹴出し褄 〽よう似た松の根上がりも 一つ囲ひの籬にもるる 廓は根引きの別世界 〽世々の誠と裏表 比べごしなる筒井筒 振分け髪もいつしかに 〽老いとなるまで末広を 開き初めたる 名こそ祝せめ
【演目紹介】蓬莱とは、不老不死の霊山のこと。曲は、遊郭を不老不死の蓬莱山つまり桃源郷に例え、遊女を仙女に見立てて、楽しい時間の中で朝になれば遊女が夢から覚めるというストーリーのいわば遊び唄です。
【歌詞】〽うららかな 日の色そみて木の間にも 葉毎の花の綾錦 重ね し縫の伊達模様(略)浮名はぱつと立つ鳥の塒を慕う恋の山 〽萩の白露 おきふしつらぎ 色と香の しげりてふかき床のうち 今朝の別れに袖濡らす しよんがえ(略) 〽眺めつくせぬ殿づくり 実に蓬萊を見あぐれば 高き調べの松が枝に 琴弾くような鶴の足どり
【演目紹介】「供奴」に出てくる奴さんは武家に仕える奴、吉原へ廓遊びをしに行く主人のお供をしています。出るのが遅れてしまった奴さんは提灯を持って主人を探し回ります。探しながら主人の自慢話をしたり真似をして踊ったり。廓通いのご主人のお供をする、少しおっちょこちょいだけどご主人が大好きなの「奴(奉公人)」の様子を描いた作品です。
【歌詞】〽仕て来いな やっちゃ仕て来い今夜の御供 ちっと後れて出かけたが 足の早いに 我が折れ田圃は近道 見はぐるまいぞよ 合点だ 〽振って消しゃるな台提灯に 御定紋付でっかりと ふくれた紺のだいなしは 伊達に着なしたやっこらさ 武家の気質や奉公根性 やれさていっかな出しゃしょない(略)〽何時限らぬ お使ひは かかさぬ正直 正道者よ 脇よれ 頼むぞ 脇よれと 急ぎ廓へ 一目散 息を切ってぞ駆け付ける(略)
〽見染め見染めて 目が覚めた 醒めた夕べの拳酒に ついついついついさされた杯は
りうちえいぱまでんす くわいと云うて払った
貼った肩癖ちりちり身柱 亥の眼灸がくっきりと ねぢ切からげた千鳥足 手ッ首掌しっかと握った 〽石突 こりゃこりゃこりゃこりゃ成駒 やっとこよんやさ
〽面白や 浮かれ拍子に乗りが来て ひょっくり旦那に捨てられた うろたへ眼で提灯を つけたり消したり灯したり 揚屋が門を行き過ぎる
【演目紹介】梶原源太景季は、源平の合戦で活躍した源氏の若武者。美男子として知られる。生田の森の合戦では、矢を入れる箙に梅の花の一枝をさして出陣し、その風流ないでたちを敵の平家からも称賛された。お酒の席で生田の森の合戦話を所望され、おごそかに語り出したかと思いきや、廓での痴話喧嘩を仕方噺で見せる。文化5年(1808)江戸森田座で三世坂東三津五郎が踊った七変化舞踊という七役を演じ分ける舞踊のうちの一つで、今も坂東流で珍重されている。
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