息子の授業「視覚障害者の方との交流」を参観。 来校して下さった60代の彼女は、偏見がなく、話す言葉どれも素直で的確。
幼くして全盲になり記憶からの情報がほぼないそうですが、目が見えないことで体感出来ないことは、色の識別くらいで、あとは努力で何とかなってきたとのこと。 毎日の洋服選び、同じ形の服は色がわからなくなり判断できない 食事の盛り付けは、豚汁みたいな煮物だったりすると、すくいわけできない困ってしまうのよ~私達は手助けが必要ですと… その他にもいろいろ例を出して話してくれたのですが、いかに自分が視覚で生活しているか実感しました。
私達には道のちょっとした段差がサインになり命を守ります。でも車椅子の方達には段差が道を塞ぎます。 生活の中には、自分にとって必要な対策と邪魔な対策とあります。 でも自分の都合なので、贅沢は言いません。共存します。 と話しているのが印象的でした。 短い授業の中で、彼女からお願いされたことが2つありました。 ①外でのトイレは付き添いがいないととても困ります。特に個室の中にいろんな機能が増え混乱します。もし公共の場で余裕があったら、便座に対して流すボタンが何処にあるか、ペーパーはどこにあるか、出口がどこにあるか教えてください。 ②手助けが必要?と、障害者へ声を掛けることは大きな勇気がいることかもしれません、また、声を掛けて断られたりしたらショックだと思います。でも、障害者もそれぞれに助けを必要とする場面は違います。断った人でも、別の時には手助けが必要です。どうぞ、勇気を持って声を掛けてください。 ふと、私だって明日障害を持つかもしれないんだ…人としての違いは何も無いんだ…自尊心も、探求心も、思いやりも、不安も…当たり前のことだけど、妙に納得させられた時間だったよ
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