2013年8月8日

邦楽は日本人誰にでも根元に眠っている

最終更新: 2020年5月18日

今日、実家の車を運転したら、カープレーヤーから邦楽が流れてきた。長唄を習っている父が練習している名曲。

曲の途中、お囃子と三味線の賑やかな音が止まり→静寂となり→その静寂を突き抜けるように鼓の音が鳴り、再び演奏が始まる…
 
そんな鼓が鳴る前に大抵、奏者が「おっ」とか「ほぉー」とか「イヤっ」とか口で拍子を入れる。

後部座席に座った千紘が、初めて聞いた曲にも関わらず、絶妙なタイミングで「おっ」と呟いた。
 
運転しながら頭で踊っている私にとってコンマ一秒の狂いのない呼吸での「おっ」
 
なかなかやるなぁと感心してしまった。
 
太鼓・皷・笛のグループを囃子方(はやしかた)と呼びます。一言に太鼓、皷、笛と言っても、さらに細かく楽器が別れていて、音の種類が違います。
 
私が一番好きなお囃子の楽器は「大皷」です。
 
空気を鋭く突き抜く音が特徴の「大皷」
 
楽器はそれぞれに奏でる前に準備があるのだけど、「大皷」はなかなか興味深い。
 
とにもかくにも、皮をパンパンに張る!そのためには、コンロなどの熱伝導機で皮の湿り気を飛ばす!
 
皮をかたくする感じかな…
 
だからお囃子の楽器の中で最も消耗の早い楽器です。
 
どんな音が鳴るのか聞きたくないですか?
 
ふふふ…そんな方は
 
9月21日(土)国立大劇場へ是非♪
 
そう、宣伝でした。