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48文字カルタ・日本舞踊と着物の豆知識

ときわず(づ)| 常磐津   

幕あいた 心わしづかみ 朱の個性

常磐津は歌舞伎と共に発展してきた

「浄瑠璃」の流れをくむ「語り物」です

 

語りと唄が半ばし

ストーリーのある曲を、節をつけて演奏するのですが

想像の世界へ誘う要素が多く含まれているので

私が常磐津の作品を踊る時には

聞き取りやすく分かりやすい言葉の部分は余り急がず

それ以外の言葉のところで振りを繫ぐようにすると

見ている方に作品が面白く伝わるかなと思っています

日本舞踊の地方さんとして本舞台に座る際は

黒御簾のある下手側へ位置します

三味線は中棹で、使用する見台は黒色もありますが

主には「蛸足」と呼ばれる朱塗りの物

を用いるのが大きな特徴です

 

初めて常磐津の日本舞踊を見た時は、

舞台上の何よりも先に目を奪われる地方さんでした

常磐津に限らず、

地方さんの所作や肩衣などに注目すると

より作品の楽しみ方が深まりますよ

※ 私の経験上の知識です 諸説あり ご容赦下さい

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